スキルアップで疲れたフリーランスへ|無理なく「これだけ」を選ぶコツ
夕方、パソコンの画面から目を離すと、どっと疲れが押し寄せてくる。フリーランスとして、スキルアップは大事だと頭では分かっていても、日々の業務に追われていると、なかなか手が出ない。そんな経験、私だけではないはずです。

フリーランスのスキルアップ、なぜ疲れるのか
周りのフリーランスが新しい技術を習得しているのを見ると、焦る気持ちも出てきますよね。私も、SNSでキラキラした情報を見るたびに「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまうことがあります。でも、何から手をつけていいか分からず、結局何も進まないまま時間だけが過ぎていく。オンライン講座に申し込んでも、途中で挫折してしまった経験も一度や二度ではありません。
フリーランスは、自分のペースで働ける反面、すべてを自分で管理しなければなりません。仕事の獲得から実務、経理まで、やることが山積みの状態で、さらにスキルアップまでとなると、どうしてもキャパオーバーになりがちです。限られた時間とエネルギーの中で、あれもこれもと欲張ってしまうと、結局どれも中途半端になってしまい、疲弊だけが残ってしまいます。
「これだけ」に絞るための3つの視点
だからこそ、私は「これだけ」に絞ることを意識しています。すべてを完璧にこなす必要はありません。今の自分に本当に必要なもの、無理なく続けられるものを見つけるための3つの視点をご紹介します。
視点1:今の仕事の「困った」を解決する
今抱えている仕事の中で、「ここがもっとスムーズになれば」とか「いつも時間がかかっているな」と感じる部分はありませんか?例えば、資料作成に時間がかかりすぎるなら、ショートカットキーを覚える、デザインテンプレートの作り方を学ぶ。クライアントとのコミュニケーションで誤解が生じやすいなら、分かりやすい文章術を学ぶ、といった具合です。
これは、すぐに効果を実感できるので、モチベーションを保ちやすいのが特徴です。大きなスキルアップでなくても、日々の小さな「困った」が解消されるだけで、仕事のストレスはぐっと減ります。私の場合は、いつも後回しにしがちな経費精算を少しでも楽にするために、会計ソフトの機能を深掘りしてみる、といったことから始めてみました。
視点2:小さな「好き」を深掘りする
仕事とは直接関係なくても、ふと興味を惹かれることってありますよね。例えば、デザインツールを少し触ってみるとか、文章の書き方を学ぶとか、SNSでの発信方法を研究するとか。そういった「小さな好き」を、少しだけ深掘りしてみるんです。
これは、義務感ではなく「楽しい」という気持ちが原動力になるので、無理なく続けやすいです。すぐに仕事に繋がらなくても、いつか思わぬ形で役立つかもしれませんし、何より日々の生活に彩りを与えてくれます。私自身も、仕事の合間に気になったWebデザインのトレンドを少し調べてみる、といったことを続けています。それが直接的な仕事にならなくても、クライアントとの会話の引き出しが増えたり、自分の提案の幅が広がったりと、良い影響があると感じています。
視点3:未来の自分を「少し楽にする」視点
数年後の自分が、今の自分に「これだけはやっておいてくれてありがとう」と言ってくれるようなスキルは何だろう、と考えてみるんです。例えば、新しいツールの基礎を学ぶ、業界の動向を定期的にチェックする、あるいは自分の専門分野の周辺知識を少し広げてみる、などです。
これは、すぐに結果が出なくても、将来の選択肢を広げたり、いざという時の助けになったりするものです。漠然とした不安を少しでも和らげるために、今できる小さな一歩として捉えてみましょう。私は、将来的に自分のサービスを持つことをぼんやりと考えているので、マーケティングの基礎知識を少しずつインプットするようにしています。焦らず、でも着実に、未来の自分への投資だと考えています。
絞り込んだスキルを無理なく続けるには
一度にたくさん詰め込もうとすると、結局続かないのが私のパターンです。だから、本当に「これだけ」と決めたら、あとは細く長く続けることを意識しています。
- 完璧を目指さない: 毎日少しずつでもOK。10分でも、5分でも、触れる時間があれば十分です。
- 休む日を作る: モチベーションが上がらない日は、無理せず休む。また明日やればいい、くらいの気持ちでいます。
- アウトプットの場を設ける: 学んだことを誰かに話したり、ブログに書いたりするのも良い刺激になります。完璧でなくても、自分の言葉で表現することで定着しやすくなります。
まとめ
スキルアップは、誰かと競うものでも、自分を追い詰めるものでもありません。フリーランスとして、日々の忙しさの中で自分をすり減らしてしまっては元も子もありませんよね。今日の自分にできる「これだけ」を見つけて、少しずつでも進んでいれば、きっと未来の自分は喜んでくれるはずです。
今日は、ここまで考えられただけでも十分。また明日、少しだけ考えてみましょうか。焦らず、自分のペースで、着実に進んでいければ、それが一番のスキルアップになるのだと私は思います。